棋王戦三戦目、渡辺三冠が勝利されました。
渡辺さんの感想戦は永瀬王座をはじめプロ棋士の間でさえファンが多いですが、今日の感想戦は特に素晴らしかったですね。聞き取りやすく、読み筋などとてもはっきり披露され、なおかつユーモアもところどころにちりばめて。
中盤にさしかかり、議論が白熱したところで記録係の木村新三段が質問/指摘をしたところ、それがとても的を得ていたようで渡辺糸谷両先生が積極的に検討されていました。
以前先崎さんが、記録係は感想戦に加わる特権があり、自分が若い時は胸をはって検討に加わっていたが最近の記録係は遠慮している旨のことをおっしゃっていました。今日の場合、糸谷さんが何度も木村君に話しかけていて、記録係が検討に加わりやすい雰囲気を作っていたのもナイスでしたが、タイトル戦という特別な対局から得たこと、自信は木村君が来期から三段戦を戦うときに大きな糧となることと思います。
藤井棋聖誕生の対局で記録係をした井出新四段も、トップ棋士の対戦を直近で体験できることはとても勉強になると言っていましたし、今日のような感想戦の雰囲気が普通になれば、懸念されている記録係の不足問題も改善されるのでは?と(全くの部外者ですが)思いました。