師匠
896 5 年、 5 ヶ月前
棋士は、師匠と正規の対局以外は3回だけ指してもらえるという話があります。入門時、四段になった時、そしてもしあれば引退の時です。
でも杉本八段は弟子と良く指しているようです。最近 聡太君は忙しいだろうから、どれくらい指しているかは分かりませんが。それで思い出すのは、森下九段の師匠の故花村九段です。花村は森下を可愛がり、毎日のように指したそうです。森下は「何百局も指して頂きました」と言っています。杉本は振り飛車党ですが聡太君は居飛車のみ。花村は元真剣師で、けれんの塊のような将棋を指しましたが、森下にはいつも「厚い将棋を指せ」と言っていたそうです。昨年の棋聖戦初日に、聡太君は師匠から贈られた着物を着て臨みました。花村は、必ず必要になるからと言って森下の着物を準備していましたが、森下がタイトル初挑戦する少し前に鬼籍に入りました。森下は花村夫人にお願いし、花村が着ていた着物を借りてタイトル戦に臨みました。棋聖戦第四局の最終盤に、杉本は拳を突き出すように握りしめてモニターを見つめていました。「何かしていないと泣きそうだったから」と言っていたそうです。
師匠って有難いですね。
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