中合いの妙手

1 471 黄昏のトミー 5 年、 8 ヶ月前

 先日の朝日杯準決勝の最終盤、渡辺名人の打った香に対し
聡太二冠が8五歩と中合いしましたが、渡辺名人が同香と
取らず8四歩と誤り大逆転となったのは衝撃でした。

 しかし同香に対し7四玉とかわすのはよくある手筋で、
直感的には詰まないと思うのが自然です。仮にその局面が
次の一手問題だとすれば渡辺名人は10秒も掛からず7三金
を発見したでしょう。恐るべきは聡太二冠の勝負術!!

 ところで昔私はカルチャーセンターのチェス入門講座を
3年間受講したことがありました。受講前には全くチェス
のことは知りませんでしたが、長い将棋経験があったので
直ぐに馴染みました。
 受講後半年経って、台東区でチェスの大会があり私は一般
の部にエントリーしました。16名参加のトーナメントで
なんと私は3勝1敗の成績で望外の準優勝!!

 準決勝の一局は敗勢で終盤を迎えていました。ルーク(飛車)
でチェック(王手)され、キングが逃げると攻め続けられます。
負けを覚悟しましたが、その時妙手が閃きました! まず
自陣のナイト(八方桂)を中合い(この場合は移動合い)しました。
ただで取られるのですが、取らないと攻守逆転するので当然
取る一手です。

 そこで自陣のルークを当てて無理やり交換を迫りました。
脅威だった敵のルークを盤上から消して、攻守が入れ替わり
会心の勝利となりました。指将棋も詰め将棋も好きだった
ので中合いの妙手が浮かんだのでしょうね。

コメント一覧

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  • 2021年3月5日 10:12 am
    幸子

    チェスのご経験もあるのですねー!
    トミー様すごい!
    秒将棋は何が起るかわかりませんもんね
    その後、解説でも色々お聞きすると、あの局面、時間、場所、色々なものが織り交ぜられた環境で最善手を連発することが難なのだなと感じました
    敗戦後もユーモアのある感想戦で、名人らしく素晴らしいなとも感じましたが、何とも印象に残る朝日杯となりました・・ずっと覚えてるかも 笑

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